コンパクトカーの製造で中国のチェリー自動車との提携を明らかにしたクライスラーグループ。そのコラボ第一号となるチェリー『A1』が、4月の上海モーターショーでデビューするという。
チェリーA1に続き、クライスラーとの提携のもとで6車種のコンパクトカーが製造される予定だという。A1はチェリー『QQ』をアップデートしたモデルだというが、QQはGMから「シボレー『スパイク』のコピー」と批判された車だ。エンジンは1.3リットルで、トップスピードは156km/h。価格は米ドルで5000から8000ドル程度になる見込み。
A1はクライスラーのダッジブランドで北米で販売されると思われるが、クライスラーでは当初のマーケットを米国内ではなくメキシコ、カナダで考えているという。
ところでクライスラーに対しては、GMの他にも米国の投資会社2社が現在買収を真剣に検討中。このコンパクトカー販売の動きが今後の買収の経緯にどう関わってくるのかにも注目が必要だ。