大矢アキオ『喰いすぎ注意』…謎の和風スナック

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ドンブリ、ブリブリ

さて、『京子』のお世話になったあと、和食レストラン街を歩いていたときことだ。“キモノ”を着たひとりの若い女性が歩いているではないか。髪は箸で束ねている。レストランの従業員ではない。明らかな自主的なコスプレだ。

キモノと書いたのは、本当の着物ではなく、東京の外人用土産物店に売られているようなガウン風だからだ。日本人だったら絶対着ない、アレである。

さらにある和食レストランに入ると、フランス人の若者グループが食前に「イタダキマス」と言い、食べている間も「ドンブリ、ブリブリ」などと日本語発音を言い合って楽しんでいるではないか。

『YEDO』という持ち帰り寿司も販路を広げている。数年前からフランスの大手スーパーで売られ始めたブランドで、まあ味は機内食レベルと考えればよい。ところが最近は、パリのギャルリ・ラファイエット百貨店や空港でも売られるようになったばかりか、バレンタインデーにはハート型パッケージまで出す勢いだ。

ついでに大型AVショップ『フナック』の書籍コーナーをのぞけば、MANGAコーナーの床にベタッと座って読みふけるOTAKUたちがいた。

そんなパリの光景を目の当たりにしたボクは、イタリアで日本語版の入学案内がなくなっていた落胆から一気に立ち直った。

キモノを着、和食レストラン街を目指す。もちろん日本車で。そんなスタイルが若者に流行する幻想さえ見たボクだった。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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