エクソンモービル有限会社の2006年12月期の連結決算で、最終損益は3億円の赤字に改善した。前年同期は5億円の赤字だった。
今回の業績は2002年に実施したエッソ石油有限会社、モービル石油有限会社の合併に伴う会計処理の影響を引き続き強く受けていると、している。
売上高は前年同期比12.5%増の2兆749億円だった。製品の販売数量は減少したものの、原油高による製品価格が上昇したため。営業損益は前期の63億円の赤字から12億円の黒字に転換した。製本マージンが改善したほか、化学部門が貢献、年金費用は人件費も減少した。経常利益は同159.1%増の118億円だった。
最終赤字が改善したのは、グループの東燃ゼネラル石油からの受け取り配当が大幅に増えたため。
エッソとモービルの合併の影響を除いた損益では、営業利益が同52.7%増の219億円、経常利益が同28.7%増の324億円、当期純利益が同1.4%増の204億円となる。