【トヨタ ブレイド 発表】上質な乗り心地

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トヨタの新プレミアムハッチバック『ブレイド』のシャーシは、Cセグメントクラス(2ボックスの場合、全長3.85−4.3m)の欧州戦略車『オーリス』と共通のシャーシを使って作られているが、上質な乗り心地を実現させるため、徹底的なファインチューンを施したという。

オーリスではAWDのみに与えられていたダブルウィッシュボーン・リアサスペンションをFWDにも採用している。

シャーシ設計を担当した井戸清智氏はその狙いを、「FFもダブルウィッシュボーンとしたのは、乗り心地を向上させるためです。性能的にゆとりのあるダブルウィッシュボーンは、操縦安定性と乗り心地のバランスポイントをトーションビームより高いところに持って行けますから」と説明する。

ブレイドはオーリスと異なり、国内専用モデル。最高速度が低い日本では、超高速域のスタビリティや操縦安定性を高めても、ユーザーはその恩恵にほとんど預かれない。そのぶん、高性能のリソースを走りではなく、乗り心地に振っているのである。

「走りのベンチマークとしたのはフォルクスワーゲン『ゴルフ』ですが、走り味については国内専用モデルとして、スムーズでフラットに走ることを重用視しています。ショックアブソーバー、スプリング、ブッシュなどのチューニングもソフト志向。クラスを大きく超えた乗り心地と静粛性を確保できたと思います」(井戸氏)

ディーラーでの試乗においては、そうした乗り心地のチューニングもチェックポイントだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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