川崎重工、ボーイング787 の前部胴体を初出荷

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川崎重工業は、ボーイング社が開発を進めている新型旅客機『787ドリームライナー』の前部胴体の開発製造を完了し、名古屋第一工場から初出荷したと発表した。

今回出荷した前部胴体は、名古屋第一工場近くの岸壁からバージによって中部国際空港に運ばれ、専用機「ボーイング747ラージカーゴフレーター」で米国サウスカロライナ州のグローバルエアロノーティカ社へ空輸される。そこで後部胴体と合体したのち、ワシントン州のボーイング社へ空輸され、最終組立に入る。

787ドリームライナーは、200−300席クラスの高効率運航を目指した中型旅客機で、革新的な生産技術が多数導入されている。川重は787ドリームライナーの開発および量産事業に参画し、前部胴体、主脚格納部および主翼固定後縁を担当している。特に、胴体構造部位は、民間旅客機として世界で初めて複合材製の一体成形構造が採用され、製造方式が従来と大きく異なる。

同社は、2006年7月に、787ドリームライナー向け製品を生産する新工場を竣工し、複合材部品の加工から前部胴体の組立までを一貫生産する効率的な製造ラインを構築した。

今回出荷した前部胴体は、この新工場に設置したプリプレグテープを同時に積層できるファイバープレイスメント装置「プリプレグ自動積層機」や、直径約6メートルの巨大な円筒形をした「マンドレル治工具」、積層された複合材を高温高圧で焼き固める世界最大級の「オートクレーブ(複合材硬化炉)」などの最新鋭設備を駆使し、完成した。

787ドリームライナー開発プログラムで、他の共同開発パートナーも同様に後部胴体などの製造に取り組む中、最初に胴体部分を出荷した。

787ドリームライナーは2007年後半の初飛行を目指している試作初号機の完成に向け、各社担当部位の作業は最終段階に差し掛かっている。
《レスポンス編集部》

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