【デザインインタビュー】エンリコ・フミアとランチア『J』

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【デザインインタビュー】エンリコ・フミアとランチア『J』
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−−『フォー・サイド・ルック』とは?

フミア 同一モチーフを、車体の前後面・側面全体、4面で繰り返し展開する技巧です。モニュメントなど建築物では、全方位から安定した視認性が保たれるよう採用されることが多く、これをランチアJに採用することにより、建築的なデザイン・アイデンティティを与えました。

前後バンパやボディサイドの波モチーフ、類似形のヘッドランプとテールランプ、フロントグリル形状はリアナンバープレートベースとドアノブに、それぞれ反復されます。これらによりシンメトリーの効果が得られるのです

−−いっぱんに動感が必要なカーデザインで、対称形(シンメトリー)デザインは難しくはないですか。

フミア あなたはランチアJを見て、シンメトリーであることに気がつきましたか。『ランチアJでは、前後のバンパー、右のフロントフェンダーと左のリアフェンダー、左のフロントフェンダーと右のリアフェンダー、右のフロントドアと左のリアドア、左のフロントドアと右のリアドアがシンメトリーモジュールになっています。スタイリングの足かせにはなっていないし、むしろ全体に調和を生み、スタイリングに革新を生んでいます。

《松本明彦》

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