GTアソシエイションは16日、2006年シーズン最後のSUPER GT公式プログラムとなる「SUPER GT AWARDS 2006」(スーパー GTアウォーズ)を開催した。今回初めて「ファンが選ぶMVP」が設けられた。
■ファンが選ぶMVP
山野哲也(GT300クラス)
脇坂寿一(GT500クラス)
「ファンが選ぶMVP」は、GT500およびGT300のクラス別に、最も活躍した選手に贈られる賞だ。受賞者は、公式ウェブサイトSUPER GT.netに寄せられたファンからの投票によって選出された。
山野選手は、「なんで呼ばれたのかわからなかった(笑)」と受賞を驚いていた模様。また、脇坂選手は「どうしても受賞したくて、毎日インターネットで自分に投票していた」と会場を笑いの渦に。千両役者ぶりを発揮していた。
■特別賞
山野哲也
株式会社バンダイ
特別賞は、GT300クラスにおいて、異なるチーム、マシン、パートナー・ドライバー、タイヤでありながら、3年連続でチャンピオンを獲得したという理由で、山野哲也選手。そして、2006年シーズン、各サーキットにおいて子供向けサービスを実施し、新たな低年齢層ファンの関心と定着を促進したとして、株式会社バンダイも選ばれている。
山野選手は、「3連勝は厳しいと思っていたが、勝てる体制を与えてくれた監督、チーム、メカニック、スポンサー、相棒、タイヤとすべての要素がいい方向に展開してくれた」と周囲の人々に感謝していた。
また、バンダイの岡田圭介マネージャーは、「今後もクルマのカッコよさや楽しさを、お子さまや、ファミリーの方に伝えられるよう、がんばります」とのことであった。
■第2回文部科学大臣杯HDXシリーズ・シリーズチャンピオン
生方潤一(チーム:T.OX-KANTO & HDX)
獲得ポイント:101(優勝3回)
文部科学大臣杯HDXシリーズは、“共生”をテーマに、障害者と健常者がモータースポーツならではの同一の土俵で戦うというシリーズ。100ccのエンジンを搭載し、ペダルなしの手動操作装置を搭載した特別なカート(最高速度150km/h)を使用するルールで、2シーズン目の今年は全7戦が開催された。