損害保険大手6社は8日、自動車保険や火災保険での保険不払いに関する社内調査の完了期限を発表した。
三井住友海上保険が来年2月15日、東京海上日動火災保険、あいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険の3社が3月末、損害保険ジャパンと日本興亜損害保険が4月末と完了期限は分かれた。
損保各社が金融庁の命令や指示に基づいて不払いを調査するのは今回で3度目で、これまでの調査で6社の不払いは約26万件、約162億円に上っていた。しかし、その後、多数の調査漏れの恐れがあるとして金融庁が各社ごとに調査完了期限を申告するように求めていた。
今回の調査で、不払いがさらに膨らむのは確実で、金融庁が業務停止を命じたり、経営責任を追及する声が出てきそうだ。