気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2006年12月4日付
●ブロードバンド、日本、安さ世界一IT市場3兆ドル超す、世界ネット調査円(読売・3面)
●交通事故死の子、HPに 写真を無断転載の疑い、教諭を書類送検(朝日・38面)
●車検後に交換か、クレーン車事故、破裂タイヤのみ摩耗(毎日・28面)
ひとくちコメント
米フォードモーターの苦境が続いている。2日付の夕刊各紙が報じているが、11月の米新車販売台数で、フォードモーターが前年同月比10.6%減の16万6196台の大幅減となり、同15.9%増の19万6695台のトヨタ自動車に逆転された。
トヨタが月間でフォードを抜くのは今年8月に続いて3度目。フォードは主力のSUV(スポーツ用多目的車)など「ライトトラック」部門が13.7%減と不調が際立つ。逆にゼネラルモーターズ(GM)は6.0%増の29万1061台と好調で、クライスラーも2.9%増の16万4556台と上向いた。
読売は3日付の朝刊で「早期退職3万8000人、従業員も見限る?」、「自力再建険しく」というタイトルでフォードの深刻さを詳細にレポートしている。新車投入やリストラの遅れからフォードの“独り負け”が改めて浮き彫りになった。