1963年、2代目『スカイライン』(S50系)が登場。4万kmまたは2年間保証の封印エンジンや、3万kmまたは1年間グリスアップ不要のシャシーなど、メンテナンスフリーが図られた。
1964年、第2回日本グランプリに出場した「スカイラインGT」は、プロトタイプ・スポーツカーのポルシェ「904GTS」を7周目のヘアピンで抜き去った。それは「走りの性能を極める」ため、当時の『グロリア』の6気筒125馬力「G7」エンジンを、スカイラインの4気筒ファミリーセダンのボディに積んだ、「羊の皮を着た狼」だった。
レースの結果は904の優勝だったがGTは2−6位。このレースでの活躍がユーザーのラブコールを生み、翌1965年2月には「スカイライン2000GT」(後に2000GT-B)として量産市販された。