「メインのターゲットユーザーは子育てが終わった40代後半以上の人たちですね。若い頃、『スカイライン』に乗ってデートをした世代ですかね」
日産自動車は20日、東京・銀座の本社で12台目となる新型『スカイライン』の発表会を行い、開発責任者の大澤辰夫セグメント・チーフ・プロダクト・スペシャリストはこう語った。
もちろん、大澤氏は若い人にも乗ってもらいたいが、やはり昔大ヒットしたスカイラインを懐かしがって乗る人が多いのではないかと見ている。
今回の発表会に際した演出の時でも、「外に止めて出番を待っていたとき、40代後半と思われる人が2人近づいてきて、『これが新型のスカイラインか』と話していましたよ」と大澤氏は思い通りのユーザーの反応に満足の様子。
国内の月販目標は1000台と、年間15万8000台(1973年)を売った“ケンメリ時代”と比べると隔世の感があるが、「国内ではお買い得感があるし、1000台以上はいけるでしょう」と大澤氏は自信を見せている。