川崎重工業が発表した2006年9月中間期の連結決算は、営業利益が同103.2%増の255億円となり、大幅増益となった。
売上高は同8.8%増の6458億円と増収だった。車両事業で北米向け大型案件を受注したほか、航空宇宙事業でボーイング『777』型旅客機分担製造品の受注の増加、海外向け大型プラント案件の受注などで増収となった。
収益面では、売上高の伸びに加え、円安による為替差益、プラント・環境・鉄構事業の赤字縮小などで、経常利益は同71.1%増の203億円と大幅増益となった。当期純利益は同118.1%増の114億円だった。
通期の業績見通しは、売上高が1兆4300億円、経常利益が400億円、当期純利益が260億円の見通し。