ウルトラモバイルPCVW 試作車に乗る

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フォルクスワーゲンは26日、「Intel Developer Forum」(米サンフランシスコ)で、Intelと共同開発した車載エンターテイメントシステムの試作機を公開した。試作機を搭載した『パサート』に多数の来場者が入れ替わり乗り込んで、車内の様子を確認していた。

このシステムは、Intelが開発中のUMPC(ウルトラモバイルPC)の技術に基づくもの。

前席への設置は、通常のカーナビゲーションシステムと全く同じだ。メイン画面には、音楽再生(music)、ビデオ再生(video)、写真表示(photos)、カーナビゲーション(map)に加え、“podcast”があるのがユニーク。『iPod』を対象としたストリーミング・メディアだが、このシステムではいわばラジオ代わりとして機能するものと思われる

カーナビゲーションの画面例は、試作機ということで、「Google Maps」などの衛星写真を利用したイメージの画面となっている。ブロードバンドでのインターネット接続を利用することを前提にするなら、インターネットで公開されている膨大なデータが利用可能になるため、現在のデータ内蔵型のカーナビとは全く異なる可能性が拓けるはずだ。

前席ヘッドレスト裏にもそれぞれUMPCが内蔵されており、後席の乗員が利用できるようになっている。独立したUMPCとして機能し、操作はタッチパネルで行なう。インターネット接続にWiMAXを利用しており、帯域に余裕があるため、後席左右でそれぞれ異なるビデオ・ストリームを再生しても全く問題ないようだ。

《渡邉利和》

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