これまではリフト機構や自操運転装置など、利便性や実用性を追求することで進化を遂げてきた福祉車両。しかし、健常者のように趣味性の高いクルマをチョイスすることが難しかったのも事実。
そこでスバルとマツダでは、福祉車両をただの移動手段としてだけでなく、走る楽しみや操る歓びといったクルマ本来の魅力まで突き詰めたアプローチを実施。
スバルは世界ラリー選手権でも活躍する『インプレッサWRX』(もちろんオートマ仕様)をベースに、ド派手なグラフィックメイクと手動タイプの自操運転装置を融合。車いすのドライバーでもモータースポーツの醍醐味を存分に味わえるマシンに仕上がっている。
また、マツダは『MPV』の2.3リットル「DISI」ターボエンジンを搭載するハイパフォーマンスモデルに、車いすからの乗降をバックアップするリフトアップシートを装備した車を展示。胸のすく走りも楽しめるガマンの要らない福祉車両としてアピールしていた。
福祉機器展は29日まで、東京ビッグサイトで。