スズキは、中国広東省の江門市大長江集団有限公司と合弁で設立した二輪車の研究・開発会社の鈴木摩托車研究開発有限公司が、同社としては3機種目となる、125ccのスクーター『麗彩(LEECY)』を開発したと発表した。
生産は、スズキが40%を出資する山東省にある済南軽騎鈴木摩托車有限公司に委託、今後、軽騎鈴木の販売網を通じて8月末から市場投入する予定だ。
鈴木摩托車研究開発は、2002年9月に設立してから、125ccのバックボーンタイプの二輪車『GS125Q/QS(駿威)』と『GT125Q/QS(駿馳)』の2機種を開発してきた。今回開発した麗彩は、中国国内で需要が拡大しているスクーター市場に向けて、女性でも扱いやすいように軽量・コンパクトに仕上げるとともに、低燃費を大きな特長とした4ストローク125ccのスクーターだ。
中国国内では、スクーターの市場が成長しており、現在、スズキ二輪車全体の販売台数85万台のうち、スクーターは約4分の1にあたる20万台を占めている。
軽騎鈴木では、麗彩を年間3万台生産する計画で、今後さらに需要が拡大する見通しのスクーター市場で、拡販を図っていく計画だ。