東京臨海都心の東京ビッグサイトで開かれたグッドデザイン・プレゼンテーション2006、ETC端末の出展もいくつか見られた。
三菱電機が出展するETC端末のデザインコンセプトは、従来の車内インテリアの邪魔をしない「黒子デザイン」から、インテリアと同期する「シンクロデザイン」を採用している、これによりユーザーは所有する喜びとより高質なインテリア空間を得ることができるという。
三菱電機の『EP-736』『EP-726』は、本体と別体アンテナ、スピーカーは内蔵と外付けの2種を設定し車内への設置性を高めている、本体はメッキを施すなど高質な素材感を出していて、またアンテナとスピーカーはチョコレート菓子のようなやわらかでシンプルなフォルムに仕上がっている。
デザイナーのコメントとして「デザインによる魅力向上によりETCの普及が進み、渋滞緩和、ひいては安全と環境保全に貢献するのが我々の望みである」とあるように、ETCは大きな意味でクルマ社会をデザインしているとアピールしている。
目立たないところに取り付けられていることが多いETC端末だが、この端末なら、チラッと見えるところに取り付けても大丈夫な、大人なデザインだ。