いかにもハコのエクステリアから一転、ローフォルムのスポーツ感を感じさせるフォルムはカッコいい。インテリアも低いダッシュボードに横長のメーターパネルなど、モダーンでアクティブな雰囲気だ。また、オプションのトップライトルーフや木目のフローリングなど、まるで別荘のような感覚が味わえ、楽しい。
セカンドシートは大きくスライドが可能で、タップリとした足もとスペースも取ることができ、リムジン感覚を味わえるのもいい。3列シートは大人が座るにはやや狭く、両サイドにアームレストがないのは惜しいが、子供が座るにはロングクルージングでも不満はないだろう。
乗り込みのためのセカンドシートもワンタッチで折りたためてよい。両サイドがスライドドアとなって、使いやすくなった。
2.4リッター車は7速モードのCVTとの組み合わせで、0-400m加速は17秒台と軽快で不満のない動力性能。これなら高速道路への乗り入れも安心して加速できる。
ハンドリングも低床設計のお陰で、ミニバンながらリニアリティのあるフィールですっきりしている。乗用車感覚でナチュラルに走れる。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★★★
津々見友彦|モータージャーナリスト
第1回日本GPに出場。日産、トヨタ、いすゞの元ワークスレーシングドライバーを経て、モータージャーナリストとして活躍。カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。その他にポルシェクラブドライビングスクールの校長も務める。