新型ホンダ『ストリーム』(13日発表・14日発売)はシートアレンジを簡略化し、サードシートの格納方法などをわかりやすく改良している。
先代のサードシートは座面を反転させてからシートバックを可倒するという2アクションが必要だったが、新型はワンアクションでシートバックを倒せるようになった。しかも先代は左右一体式だったが、新型では5:5分割で倒せるようになった。
また、サードシート後方にもわずかにラゲッジスペースがあり、そのフロア下はサブトランクになっている。サブトランクのリッドは、左右2分割に分かれており、裏面は水をはじく樹脂素材でできているので、濡れモノを置くときには重宝するはずだ。
セカンドシートも、左右の肩にあるレバーを引くことで簡単にバックレストを水平に倒すことができる。セカンドシートは6:4分割になっているので、5:5分割のサードシートと組み合わせれば、積荷にあわせてさまざまなシートアレンジを選ぶことができる。
新型ストリームを開発した第1商品開発室 栗原俊幸さんは「新型のシートアレンジは、女性でもカンタンに操作できるように、わかりやすくワンアクションで動かせるようにしました」という。
確かに操作は簡単で、マニュアルを見ることなく、すべてのシートアレンジを試すことができた。全高が低くなっているので、最大の積載スペースは小さくなっているが、使い勝手に関しては先代を大きく上回る扱いやすさを手に入れている。