気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2006年7月8日付
●日産との提携GM取締役会決定(読売・8面)
●ゼロ金利14日解除へ 日銀6年ぶり利上げ(朝日・1面)
●バイオエタノール車 低速、宮古島で快走、実用へ石油業界の壁 世界の後れ トヨタは始動(朝日・13面)
●日産「リヴィナジェニス」中国から順次投入(毎日・8面)
●新御料車を公開「センチュリーロイヤル」(産経・30面)
●世界に1台キティ「i」(東京・8面)
●パキスタンで二輪車生産強化、ホンダ、年50万台に(日経・11面)
ひとくちコメント
ゼネラルモーターズ(GM)は7日の取締役会で、日産自動車・仏ルノー連合との提携に向けた事前協議に入ることを決定したという。きょうの各紙が最終版に速報ベースで報じている。たとえば、東京は1面準トップ扱いだが、本文はなく、わずか70字ほどのリードのみ。
GMの取締役会では、大株主の投資会社トラシンダが提案した仏ルノー・日産自動車の連合との提携について当面の事前協議に入ることを承認した。また、社内に検討チームを立ち上げるて、14日に予定されているリチャード・ワゴナー会長とカルロス・ゴーン日産社長との会談に備えた手続きにあたるという。
世界最大の巨大自動車メーカー誕生に一歩踏み出したことになったが、この先トントン拍子で進むかどうかは疑問である。