【スバル レガシィ 創った人】燃費性能は大幅に進化させたかった…増田年男PGM

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【スバル レガシィ 創った人】燃費性能は大幅に進化させたかった…増田年男PGM
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「『レガシィ』は燃費の悪いクルマだと思っている方も、まだ多いようなので、新しいレガシィではさらに燃費性能を向上させようと思いました」と語るのは、スバル商品企画本部の増田年男プロジェクトゼネラルマネージャー。

事実、いまだに水平対向エンジンにまつわる悪い先入観を持っている人は多く、燃費が悪い、音がうるさい、振動が大きいと思っている人もいるようだ。だが、実際は違う。現行型レガシィになって、これらの性能は大幅に進化しているのだ。その中でも、燃費に関してはライバルをリードしているといってよい。

増田さんは「新型レガシィのターボ車は、ターボの形状変更を行ないエンジン単体でも燃費の向上を図っていますが、ターボ車に標準装備される『SI-DRIVE』のインテリジェントモードを使うことで、さらに約10%の燃費改善を果たしています」とコメント。

実際に福島県で行なわれた取材会への往路で、新しい「レガシィB4 スペックB」の6速MT車を300km以上を走らせたが、実測の燃費でもリッターあたり13kmを超える高燃費をマークした。高速道路が80%を占める道のりとはいえ、280psを発揮する高出力のモデルが13km/リットルを超える燃費をマークするのは立派だ。

これならレガシィの燃費は悪いというよりも、もはや燃費のいいクルマであることを実証した格好だ。もちろん、静粛性や振動に関しても、水平対向独特のノイズはもはや皆無となり、振動も直4エンジンと大差ないレベルに仕上がっている。

スタイルや動力性能、そして燃費といった基本性能をキッチリと進化させながらも、スバル独自のSI-DRIVEを導入することで、新たな世界を提案してくれたレガシィ。増田さんの熱い情熱が注ぎ込まれたそのレガシィは、歴代のマイナーチェンジでは異例ともいえる大きな進化と、スバルが向かう未来への方向性を感じさせてくれる仕上がりになっている。

《岡島裕二》

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