国土交通省が保有している排水ポンプ車の一部の機種が、発注仕様書に記載している装備品のうち、新規検査時に搭載していないものを積載した状態で納品されていたことが明らかになった。
国土交通省は、車両検査をパスした後に改造を施したとして架装メーカーを処分したばかりだが、国土交通省の保有車両が不正な状態のまま使用していた。
同省では、現在、梅雨期を迎え常に浸水が発生する可能性があり、排水ポンプ車の迅速な運用が求められることから、車両の許容設計重量を超過する状態とならないような緊急的措置として、全234台中110台については、超過重量に相当する一部の装備品(ポンプ、ホース等)を別の車両などで運搬して使用するとしている。
浸水被害時等における排水ポンプ車の活動に支障が出ないよう対応していく方針だ。
今後、早急に詳細な調査を行い、所要の措置をとることとしている。