アウディ・ジャパンは、新型アウディ『S8』の受注を28日から受け付けると発表した。デリバリーは10月からの予定。
昨年10月に東京モーターショーで発表された新型S8は、アウディの歴史で初めて10気筒エンジンを採用するモデル。ロングストローク型V10エンジンはアウディグループのランボルギーニ『ガヤルド』で得られた技術的ノウハウをフルに活用するとともに、モータースポーツから移植されたFSIガソリン直噴エンジン技術を採用した。新型5.2リッターV型10気筒FSIエンジンは、7000rpmで最高出力450psを発揮、最大トルクの540Nmは、2300rpmの低い回転速度で90%を発生する。
最新世代の「クワトロ」フルタイム4WDシステムと6速ティプトロニックオートマチックトランスミッションの組み合わせで、エンジンパワーが効率良く4輪に伝達される。また、アウディ独自の軽量なASF(アウディ・スペース・フレーム)コンセプトを採用したアルミボディを組み合わせたことで、操作特性を向上させることにより軽快な走りを提供、燃料消費も抑制する。
また、S8の特別装備のひとつとしてセダンとして初となる「セラミックブレーキ」をオプション設定する。セラミックブレーキは熱による制動力低下の影響を受けにくく、重量もスチールディスクの半分に相当する約5kgと軽量であるため、ハンドリングにも好影響を与える。最大30万kmの耐久性を持ち、寿命はスチールディスクの約4倍。
S8には、デンマークの最高級音響機器メーカーであるB&O(バング&オルフセン)が初めて開発したカーオーディオ、アウディ専用の最新サウンドシステム「B&Oアドバンスド・サウンドシステム」を標準装備する。
価格は1460万円。