【D視点】ジャガー XK 新型…次はどうなる?

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 満足度の高さが真骨頂

「ジャガーの歴史において、ジャガー・スポーツカーは常に何か特別なものを提供し、ジャガーブランドのエッセンスを要約してきた」とメーカーが自負するのも、XKの系譜を見れば納得できる。

最近のジャガーのビジョンは、「美しくて速いクルマ」であり、伝統の流麗なスタイルの再構成と軽快な走りを追求している。クルマが製品として成熟した現代において先達のような画期的な話題造りは困難になりつつあり、このことを勘案すると、新型XKの商品企画はある程度実を結んでいると見て良い。

しかし、ジャガーの成功したモデルを考えるとき、あるレストラン経営者の「お客が支払うお金以上の味やサービスを提供するのが成功の秘訣だ」という話を思い出す。XK120はライバル車の半分という価額で当時の人々を惹きつけていた。また爆発的に受けたEタイブも競合車より価額が3−4割低かったと聞く。

ラグジュアリーカーであるジャガーのユーザーはクルマに多くのお金を使える高額所得者ではあるが、お金の大切さを知りぬいた本物の金持ちなのであろう。無駄なお金は使わないユーザーだからこそ、インテリジェンスを感じさせるジャガーのイメージとも合うわけだ。他のラグジュアリーカーとは一味違う、ジャガーの個性と捉えたい。

美しく高性能で、しかも競合他車より際立ってお買い得な感じ。「この満足度の高さ」が栄光のジャガーの魅力であり、その実現もメーカーに求められている気がする。

《松井孝晏》

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