19日にダイハツから発売された『ソニカ』は、“爽快ツアラー”をコンセプトにする新ジャンルの軽自動車だ。このコンセプトを実現するためにダイハツは、様々なチャレンジを試みている。
ソニカの全長や全幅は軽自動車の規格内ギリギリまでのサイズだが、全高は1470mmしかなく、最近の売れ筋となる『ムーヴ』やスズキ『ワゴンR』のトールワゴンとは一線を画す、低いスタイルを特徴としている。セダン系の『ミラ』やスズキ『アルト』でも全高は1500mmなので、最近の軽自動車の中ではオープンカーのコペンに次ぐ低い全高となっている。
搭載されるエンジンは、昨年末に登場した『エッセ』に初採用された新開発のDOHCエンジンに、初めてターボを組み合わせている。トランスミッションには、やはり新開発のCVTを採用した。
ソニカのパッケージングは最近のトレンドとは違った方向性があり、かつてのセダン型のターボ車とも異なる、新ジャンルのスポーティ軽といえるものだろう。