【エコカーワールド06】燃料電池車のリアリティ

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「これ、いくらで売ってるの?」とさかんに訊ねられていたのは、エコカーワールドでヤマハ発動機が展示した『FC-me』。商品として売っていると思われたのは、ナンバープレートが装着されていたからだろう。

実際にFC-meは静岡県の磐田市役所で試験運用されており、日常業務に使うことで実用的なデータの採集が行なわれている。同社の量産スクーターと同じくエルムデザインが手がけたデザインも、いかにも量産モデルといった雰囲気が感じられる。会場には燃料となるメタノール水溶液を入れたポリタンクも置かれ、いかにも手軽に使えそうな気にさせられた。

しかし実際には、ラジエーターの熱気がすねにあたるなどの問題があり、コンシューマープロダクトとしてのデザインがされているわけではない。「あくまで実験車ですから、このまま発売するわけにはいかない」(ヤマハ発動機東京事務所の安井敏裕・技術担当部長)とのこと。

「いちばん困るのは、価格を訊かれることです。この車両そのものを売るとしたら数千万円になってしまうし、商品化するために製造コストをいくらにする、というレベルで開発しているわけでもない。将来の商品価格なんて、まだ見当もつきません」と安井氏は苦笑い。

しかし、そういう質問をすることは、価格と性能の折り合いがつけば買ってみたい、という気持ちのあらわれでもあるだろう。大衆は「スクーターが欲しい」のであって、駆動方式がなんであれ、普通に使えて維持費が安ければいいのだ。ヤマハに限らず、国内の2輪4メーカーが電動スクーターのラインナップを充実させれば、スクーターの脱ガソリンは意外とスムーズにできるような気がした。
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