トヨタのリサイクル、赤字が3億7000万円

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トヨタ自動車は、自動車リサイクル法に基づく、ASR・エアバッグ類・フロン類の特定3物品の2005年度の再資源化実績を公表した。

自動車リサイクル法では、自動車メーカーは特定3物品の引き取り、リサイクル・適正処理の義務を担っている。トヨタは、ASRについては豊通リサイクルに、エアバッグ類およびフロン類については業界共同で設立した中間法人の自動車再資源化協力機構に業務委託し、全国における特定3物品の引き取り・リサイクルを行っている。

トヨタの2005年度再資源化の実績は、ASRの引き取りが81万台、重量ベースで16万トンで、うち9万トンを再資源化した。ASR再資源化率は57%で、リサイクル法が施行された2005年1−3月と比べて7%向上し、2010年度法定基準50%を大きく上回った。これは、ASRリサイクル施設への重点投入や、リサイクル率の高い全部再資源化の拡大を通じ実現したもので、車両のリサイクル実効率に換算すると約93%に相当する。

また、エアバッグ類の引き取りは12万台(28万個)で、回収での再資源化率は93%と、法定基準85%を上回る水準を確保した。

特定3物品の再資源化などに要した費用総額は、トヨタ内のシステム関連費、専任人件費を含み71億1514万円。一方、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金総額は67億4589万円で、全体収支は3億6925万円の赤字。

トヨタでは、従来よりリサイクルしやすいクルマづくり、リサイクル技術の開発など、持続可能な循環型社会構築に向けて取り組みを進めており、その一環として、1990年代のリサイクル促進に対する社会的な要請を先取りして車から車への樹脂・繊維のマテリアルリサイクル技術を世界で初めて開発、高性能リサイクル防音材RSPPを製品化した。このRSPPは1996年からトヨタの国内生産車で採用し、順次搭載車種の拡大を図った結果、現在は19車種に搭載しており販売台数ベースでは2005年度内に累計1000万台を突破している。

同社では今後、自動車リサイクルの効率化・高度化とリサイクル設計の推進等に着実に取り組み、リサイクル実効率95%の早期達成に向けて、さらなる努力をしていくとしている。
《レスポンス編集部》

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