トヨタ自動車は、マレーシアの合弁車両販売会社であるUMW Toyota Motor Sdn. Bhdを通じて、Assembly Services Sdn. Bhd.製『ハイエース』を、タイに向けての輸出を開始したと発表した。
セランゴール州のASSB社で輸出式典を実施、式典には、マレーシアのナジブ副首相、今井正駐マレーシア大使なども参加した。
式典ではトヨタの岡部聰専務が「3月に発表されたマレーシア政府の自動車政策に則った、タイへのハイエースの輸出開始は、マレーシアでのトヨタの事業にとって、大変歴史的に意義深いことで、今後も製造事業を強化し、マレーシアの自動車産業の発展に貢献していきたい」と挨拶した。
2006年はハイエースを3300台生産し、そのうちタイへは1300台を輸出する計画で、2007年以降、輸出台数をさらに拡大する予定だ。ASSBは、1968年から車両生産を開始しているが、今回のハイエースの輸出は、初の完成車輸出となる。
ハイエースは1967年の誕生以来、日本のほか、アジア、中近東、オセアニア、アフリカ、中南米で販売してきた。