【新聞ウォッチ】日産 志賀COO、広報部長空席で自ら広報活動

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2006年5月30日付

●日産、スズキに車両供給 提携強化、「軽」追加受け入れも合意(読売・8面)

●世界に1台、ロールス・ロイス、(読売・8面)

●ジャワ島地震救援、日本企業も次々、トヨタやユニクロなど(朝日・10面)

●車名を変更、「カーチス」に ライブドアオート(朝日・10面)

●ミニバンの改良、トップ自らPR 日産、不振の国内に力(朝日・10面)

●飲酒運転 自動防止、酒気検知でキーロック、NPOが普及活動(産経・9面)

●「ハイエース」をタイへ輸出開始、トヨタ、マレーシアから(日経・13面)

ひとくちコメント

国内販売が「想定を超えた落ち込み」の日産自動車。スズキから供給を受ける軽自動車の車種を増やす一方、スズキに対し中型車のOEM供給を検討しているという。きょうの日経をはじめ、各紙が日産の志賀俊之最高執行責任者(COO)との記者懇談会をベースとした「スズキとの提携関係強化」の記事を大きく取り上げている。

また、ミニバン『プレサージュ』の一部改良車種も発表したが、朝日は「志賀COO自らが都内の本社ショールームで報道陣に異例のPRに出た」と報じている。マイナーチェンジの発表会にトップ自らアピールするケースも珍しいが、不振続きの国内販売を巻き返したいという志賀COOの意気込みを伝える効果は大きい。

それにしても、日産では、この4月から広報・IR部門を束ねる立場にある「広報部長」のポストが空席のままという異常事態。広報戦略の軽視が国内販売に悪影響を及ばさなければいいが……。

《レスポンス編集部》

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