マイナーチェンジを行った日産『プレサージュ』(5月29日発売)で、真っ先に目が行くのは、やはり大きく手が加えられたフロントマスクだ。フロント周りの変更点は、フロントグリルやバンパー、ヘッドライトはもちろん、ボンネットフードやフロントフェンダーといったボディパネルにまで及んでいる。
通常、マイナーチェンジでコストの掛かるボディパネルまで手を加えるケースは少ないが、ここまで大幅な変更を加えた理由はどこにあるのだろうか。
日産自動車マーケティング部の岡部敬子さんは「新しいプレサージュは、ターゲットカスタマーを、ゆとりがありおしゃれな生活を重視する人に置き、より強固なブランドイメージの確立を目指しました。そのため、デザインは機能性と共に大きな柱として考え、より躍動感のあるエクステリアに大幅なイメージチェンジを図りました」という。
確かに新しくなったプレサージュは、マイナーチェンジ前に比べて躍動感のあるデザインに仕上がっている。フロントマスクはメッキパーツを多用し、より高級感を高めると共に、日産独特のスポーティな雰囲気も漂っている。ここまでガラっとイメージが変われば、大手術を行った効果は得られているだろう。
また、リヤ回りはフロントほどではないが、バンパー形状を変更するなどして、若干デザインを変更している。