【ラジアルタイヤ徹底ガイド】安定した走りとリニアな操舵感…ヨコハマ DNA map ES340

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『DNA map』ES340をホンダ『ステップワゴン』24Zに履かせてチェックした。タイヤサイズは205/60R16 92H。指定充填空気圧は前:2.2/後:2.4だ。

ステップワゴンを走らせて、こんなにシャキッとしていたかと思うほど、しっかりした感じを受けた。それはハンドル手ごたえとグリップで体感できる。

ハンドル応答性はいつもリニアな反応だ。あまりシャープではないが、ミニバンの安定性を考えるとちょうどいい反応だろう。シャープではないものの、スポーティな走りもこなせる。それはハンドルを切り込んでいったときの応答性が小舵から大舵までリニアなので、ハンドルを切りさえすれば、曲がってくれるからだ。さらに速い操舵でも応答遅れが感じられず、あとからヨーが増してくることもないので、スポーティドライビングを安心して楽しむことができる。

まわり込んでいるコーナーでハンドルを切り足したときでも、ちゃんとヨーが付いてくるから不安感は皆無だ。ミニバンは重心が高いために、コーナーの外側のタイヤに大きな負担が掛かり、さらにタイヤの外側のブロックに大きな力が掛かる。このようなときでもタイヤが負けないでしっかりしているから、シャキッとした感じになるのだろう。

また、ハンドルを切ったときの手ごたえがしっかりしている。これによりハンドルに路面情報がよく伝わり、これも安心してドライビングできる要素だ。

コーナリングでは、ロール角が小さく好印象。ミニバンではタイヤが容易にたわまないことは不安感を感じさせない重要なポイントだ。このDNA mapは、しっかりしたグリップで限界が高く、なかなか滑り出さない。急激なレーンチェンジでも不安定な姿勢にならないのはよいことだ。

乗り心地は、ソフトではない。カドはないので悪い印象ではないが、端的にいうとフワフワしていないといったほうが正確な表現だろう。ダンピングはよく、あとに残らないから、ここでもシャキッとしている感じのだ。

ロードノイズやパターンノイズについては、圧倒的な静かさをもつワケではないが、気になるノイズは感じられない。路面状況を的確に伝えてくれる情報のひとつとして、好ましい出来ぶりだ。DNA mapは、ミニバンにキビキビした走りとおサイフに優しい低燃費性能といった、ややもすると二律相反になりかねない要件をうまくバランスさせたタイヤなのだ。

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《こもだきよし》

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