【横浜ゴム DNA map ES340】ミニバンに求められる運動性能

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最近は各メーカーからミニバン用のタイヤが発売されているが、ミニバン用タイヤとコンフォート系のタイヤの違いは主に、ミニバン用といわれるタイヤには重さと重心の高さに対する対策がなされていることが多い。

横浜ゴムから新しくリリースされた、新しいミニバン・ワゴンタイヤの『DNA map ES340』は、そのミニバンタイヤに求められる性能をさらに高めて登場している。

横浜ゴムPC設計部の渡部弘二さんは「DNA map ES340はタイヤ構造のチューニングにより、高荷重時の接地状態が向上し、より偏磨耗しにくく、優れたハンドリングを実現しています」とコメント。

「また、トレッドコンパウンドとなるmap専用のナノパワーゴムに高活性カーボンやフレキシブルポリマーを新配合することにより、低温時の濡れた路面でも、路面に密着するコンパウンドの構造を開発しました。その結果、ウェット路面でのグリップレベルや制動性能を約7%も向上することに成功しています」

実際にDNA map ES340と従来品の『DNA map-RV』を装着したミニバンをテストコースで比較してみると、渡部さんの解説が理解できる。新しいDNA map ES340のほうが、明らかに接地感が高く、ステアリング操作に対する追従性が高まっているのだ。

濡れた路面で定状円旋回を行ってみても、新しいDNA map ES340はアンダーステアになる速度域が多少高くなり、アンダーステアが出ても少しアクセルを戻せば、従来品よりも素早くグリップを取り戻してくれる。重心が高く、比較的運動性能の低いミニバンでこそ、この差が効いてくる場面も多いだろう。

今回は重心の低いホンダ『オデッセイ』と、重心の高いトヨタ『アルファード』で試乗を行なったが、両車ともに同じ特性を見せてくれた点も見逃せない。

さらにドライ路面では、コンパクトミニバンのトヨタ『ウィッシュ』に試乗。ウィッシュでは逆に、もっとスポーティなタイヤがマッチするかと思ったが、意外にもDNA map ES430がステーションワゴン並みのフットワークの軽さを持つウィッシュの走りを受け止めてくれた。この幅広い車種への対応力の高さも魅力のひとつだ。(つづく)

《岡島裕二》

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