クライスラーグループではすでにジープブランドのハッチバックタイプの小型車となる『コンパス』を発表しているが、ニューヨークオートショー(ニューヨークモーターショー)ではコンパクトSUVの『パトリオット』も発表する。
ガソリン高から大型ではなく小型のSUVを求める人にとって、コンパスはSUVではないという見方もある。その点パトリオットは小型ながらもジープの持つSUVの雰囲気を活かしたモデルとなっている。
2005年のフランクフルトモーターショーでコンセプトモデルとして発表されたパトリオットは、コンパスと同じ2.4リットル「ワールド」エンジンで、5MTが標準、CVTバージョンも用意される。
発売は北米から始められ、フロントホイール、フリーダムドライブ1(フルタイム4WD、ロックモード付き)、フリーダムドライブ2(フルタイム4WD、ジープの「トレイルレート」機能付きのオフロード性能重視モデル)の3つのドライブタイプが選択可能。
現在の予定は北米での販売のみだが、サイズ的に将来はヨーロッパでも販路を広げるための戦略車と位置づけられ、新たなジープファミリーの一員となりそうだ。また価格も発表されていないが、クライスラーによると「ジープの機能を十分に味わえるエントリーモデル価格」となる予定だ。