3月31日に開幕した東京モーターサイクルショーで、オレンジのカラーで統一し、ひときわ目立っていたのがKTMだ。同社はオーストリアのオートバイメーカーで、モーツァルト生誕地のザルツブルクから北へ30kmにあるマッティングホーヘン市に本社を構える。オートバイの生産台数は年間約8万台。
オフロードの世界では有名で、「今年のパリダカール・ラリーのバイク部門で1位から8位まで独占したんです。ヨーロッパでは非常に認知度が高い」とKTMジャパンの佐々木忍ディレクター。
しかし、日本では年間の販売台数も800台ほどで、まだまだ認知度が低い。セールスとマーケティングを担当している佐々木氏も認知度あげるために必死の活動をしているそうだ。4月15日から23日にかけて、全国のKTMショップで「オレンジデイズ」と銘打って試乗会を行い、アンケートの回答者にはKTM特製マグカップをプレゼントするそうだ。
また、4月8日にはKTM世田谷店がリニューアルオープンし、店頭試乗会はもちろんのこと、新車成約者にはアドベンチャーリストウォッチをプレゼントする。
「次年度(06年9月−07年8月)にはなんとか日本市場で1000台を売っていきたい。そして長期的には2000台まで日本での販売台数伸ばしたいと考えています」と佐々木氏は今後の販売計画について語る。