マツダといすゞ自動車の春闘は、組合側が求めていた平均1000円の賃金改善分についてはゼロ回答となった。年間一時金は両社とも満額回答。
マツダといすゞはこの2年間で業績が急速に改善しており、2006年3月期もマツダは過去最高、いすゞは最高だった前期並みの業績が見込まれている。だが、経営側は業績は回復途上として固定費の増加につながるベースアップには応じなかった。
一方で年間一時金については、業績改善への協力に応えるため満額を回答した。マツダは過去最高の5.7カ月分(昨年5.5カ月分)、いすゞは5.0カ月分(同4.2カ月分)となった。