朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。
2006年2月28日付
●日本板硝子、英大手買収を発表6160億円6位、3位を傘下に(読売・8面)
●マツダ「アクセラ」重慶で生産(朝日・13面)
●日産もロシア進出へ(毎日・11面)
●ライブドアとの提携協議を中断、中古車のアップル(東京・8面)
●大気汚染深刻な東南アジア 車の排ガス対策進む(日経・9面)
ひとくちコメント
民主党・永田寿康議員発言による「堀江メール疑惑」で国会までが大揺れになるなどライブドアを巡る後遺症が各方面に広がっているが、東京証券取引所マザーズ上場で中古車の輸出・販売を手がけるアップルインターナショナルは、ライブドアとの間で合意していた業務提携に関する協議を中断する。
きょうの東京などが報じているが、両社は昨年10月、インターネットの競売サイトを活用した中古車販売事業への参加に向け、提携する方向で合意していた。しかし、アップルによると「ライブドアグループによる証券取引法違反事件で具体的な話し合い協議はほとんど進んでいなかった」という。
今回の事件で、今後も協議の進展が見込めないことなどから、業務提携は事実上、立ち消えとなる見通しで、崖っぷちのライブドアグループが空中分解するのもそう遠くないだろう。