ホンダ『ゼスト』のパワートレーンは『ライフ』と同じ、52ps/6.2kgmを発揮するNAエンジンと64ps/9.5kgmのターボエンジンが設定されされている。トランスミッションもライフと同じ全車4ATが採用されているが、NA車のATに関しては1速と2速のギヤ比がライフよりも若干ローギヤードな仕様に変更されている。
ゼストの開発責任者を務める五十嵐則夫さんは「ゼストはライフに比べ全高が高くなっているために、車両重量が若干重くなっています。その重さをカバーし、さらに発進時や低速時のキビキビ感を出すために、NAエンジンの1速と2速はライフに比べてローギヤードな設定にいたしました」とコメント。
ゼストの車両重量は最も軽いモデルでも880kgあり、ライフと比較しても30−40kgほど重くなっている。その重さをカバーするために、細かくギヤ比を変更するあたりはホンダらしい取り組みといえる。