1月20日に発表されたスズキの新型『MRワゴン』は旧型で特徴的だったモノフォルムではない。デザイナーは「使い勝手やユーザーのニーズを細かく取り入れた結果」だとその理由を説明する。
商品第二カーラインの結城康和チーフデザイナーは「先代のモノフォルムはスタイリッシュではあったが、ターゲットユーザーである20−30代の女性にリサーチしてみると“直射日光が肌に当たって気になる”、“ガラスが迫って圧迫感を感じる”といった意見が出てきた。新型はピラーを立ててルーフを前に伸ばすことでドライバーの頭上空間も広がり庇の役割ももたせた」と語る。
「他にチャイルドシートに子供を乗せやすいドア開口部の形状や、フタを開けても中身が乱雑にならないインテリアの小物入れなど、ユーザーのニーズをしっかりと反映させながらプロポーションを煮詰めていった」