【三菱 i 発表】燃費向上を狙う減速ロックアップ

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【三菱 i 発表】燃費向上を狙う減速ロックアップ
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三菱『アイ』のトランスミッションはジヤトコ製の遊星ギア式4速AT。ベースとなっているのは同じ三菱の軽自動車『eKワゴン』のATだが、燃費、変速のスムーズさなどを向上させるため、制御の高度化が図られている。

最大の変更点は、加速、巡航時に加え、減速時にもエンジンとトランスミッションを直結状態にしてエネルギーロスを抑えるロックアップ制御が行われるようになったことだろう。日本車の多くが、アクセルオフ時にロックアップを解除して滑走距離を伸ばすセッティングがなされているのに対し、アイは減速時もロックアップさせ、エンジンの燃料カット時間を伸ばすことで燃費向上を狙う。とくに市街地走行では、減速ロックアップは燃費節減効果が大きいと考えられる。

また、変速時にエンジンのトルク変化を理想どおりにトレースさせるフィードバック制御も実装。エンジン、ATの協調制御とあいまって、スムーズな変速を実現するほか、エンジンやATが古くなっても変速ショックが拡大しないようコントロールする。

変速機のシフトレバーは、欧州車のようなゲート式が採用された。セレクタレバーのポジションはP-R-N-D-3-2HOLDの6ポジション。2HOLDは変速を行わず、2速に固定される。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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