23日にメルセデスベンツから、『Aクラス』のプラットフォームやエンジンをベースに作られ、一回り大きい『Bクラス』が発売された。Aクラスがベースといえば、メルセデスベンツには先代Aクラスをベースとし、広いラゲッジルームと豊富なシートアレンジを誇る、『バネオ』というハッチバックがあった。
Bクラスはバネオの後継モデルになるのだろうか。ダイムラークライスラー日本 メルセデスベンツ乗用車マーケティング部 長村和彦さんは「バネオもBクラスも新旧のAクラスがベースという点では近いものがありますが、Bクラスはバネオの後継車種とは考えておりません」とコメント。
「バネオは主にラゲッジの積載性を第一に考えて設計されております。それに対してBクラスは後席の居住性や、乗り心地といった質感の高さを優先して開発が進められておりますので、バネオとBクラスは方向性から違うクルマなのです」
「現在でもバネオはラゲッジの積載性を重視するカメラマンやデザイナーなどのクリエイターを中心に人気がございますので、Bクラス導入後も販売を続けていきます」
バネオは荷室優先のカーゴ的に使われることが多いクルマなので、Bクラスが直系の後継車となるわけではないようだ。