【ボルボC70 セーフティリポート】重量級モデルとの衝突にも対応

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【ボルボC70 セーフティリポート】重量級モデルとの衝突にも対応
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いっぽう、今では採用車が珍しくないポップアップ式のロールオーバー・バーにも、ボルボ独自の工夫の跡を見ることができる。『C70』用のそれは作動のレスポンスを高めるために、オーソドックスなスプリング伸長方式ではなく火薬式を採用している。また、クーペ状態でもじゅうぶんな作動ストロークを確保すべく、リアウインドを破って伸長するために頭頂部にメタル製スパイクが与えられているのだ。さらにこのバーは被追突時に後方からの危険物の飛散を食い止めることまでを想定し、強度そのものもアップさせているという。飛んで来る(!)ものの防御までを考えたロールオーバー・バーのハナシを耳にしたのは、もちろん今回が初めてだ。

そんな新型C70の安全性の高さをアピールすべく、ボルボはこの取材会の最後のトピックとして自慢の完全屋内型衝突実験棟で派手な衝突実験を見せてくれた。25km/hというスピードでオープン走行を行なうC70の90度側面に、50km/hでやってくる『XC90』を激突させたのだ。

解析に時間も必要ということから実験結果のデータそのものは非公開だったが、当然のごとくインフレータブル・カーテンは正常に作動。XC90という重量級モデルの“攻撃”にも関わらずC70の生存空間は確かにしっかりと確保されていた。

《河村康彦》

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