トヨタは新型『ヤリス』セダンをLAオートショー(ロサンゼルスモーターショー)で発表した。ヤリスは2007年モデルとして今年春から北米で販売が始まり、4ドアセダンと3ドアハッチバッグの2つのボディタイプでの展開となる。
初代が2000年にヨーロッパでカーオブザイヤーに選ばれ、ベストセラーカーとなったヤリス、満を持しての北米投入だ。またヤリスの導入に伴い、サブコンパクトのエントリーモデルだった『エコー』の販売は終了する。つまり、サイオンブランドを除いてトヨタモデルとして、ヤリスはもっとも安価なエントリーカーの位置を占める。
エンジンはセダン、ハッチバックともに1.5リットル4シリンダー16バルブDOHC、ベースは5MT(オプションとして4AT)。また燃費は市街地で34マイル/ガロンと、EPA(大気汚染管理局)が定めるULEV(超低公害車)の基準を満たす。
サブコンパクトは昨年後半から競争が激しくなり、Bカーとして今後の伸びが期待される分野。ヤリスの当面のライバルは、自社のサイオンカーとなりそう?
会場には全体をフィルムでラップしたファンバージョンも展示され、個性に応じた楽しみ方を提供するアイデア満載をアピールしていた。
ヤリス・ハッチバックは日本のヴィッツ、ヤリス・セダンは『ベルタ』に相当するモデル。