2006年ダカールラリーは3日、モロッコのエルラシディアからウアルザザットまで第4レグを走った。「チーム・レプソル三菱ラリーアート」から『三菱パジェロエボリューション』で出場の増岡浩が走行中に転倒、リタイアとなった。
第3レグ終了時点でトップと6秒差の総合2位にまで順位を上げていた増岡は、スタート後約100kmの砂漠を140km/h程度で走行中、穴に落ちた。前輪が大きく跳ね上げられて宙を舞い、リアから着地し、さらにもう一回転してリアから落ちて止まった。
増岡とメモンに怪我はなく、マシンもビバークまで走り抜いたものの、ロールケージの損傷がひどく競技続行は難しい状態だった。
増岡のナビゲーターであるパスカル・メモンは「ロードブックに書いてあるスリーコーション「!!!」(最大級の注意)のサインを見落とした」と証言。「人間なのでミスもある。そのミスが致命傷となるかどうかの違い」と、増岡は気落ちしながらもメモンをかばう。
1月3日 第4レグ
エルラシディア−ウアルザザット(モロッコ)
SS3:386km
リエゾン走行距離:253km
総走行距離:639km
順位:ドライバー(車両)/タイム
1:C. サインツ(VWレーストゥアレグ2) 9時間21分18秒
2:B. サビー(VWレーストゥアレグ2) 4分51秒
3:J. クラインシュミット(VWレーストゥアレグ2) 5分09秒
4:L. アルファン(三菱パジェロエボリューション) 6分39秒
9:J-N. ロマ(三菱パジェロエボリューション) 10分24秒
11:S. ペテランセル(三菱パジェロエボリューション) 18分24秒
54:篠塚建次郎(日産パスファインダー) 3時間19分15秒
57:池町佳生(トヨタ・ランドクルーザー) 3時間26分39秒
83:浅賀敏則(トヨタ・ランドクルーザー) 4時間38分41秒
119:三橋淳(日産ピックアップ) 6時間40分54秒
※1位のタイムはSS合計所要時間とペナルティの合計
※2位以下のタイムはトップとの差
SS4ステージウイナー:
C. サインツ(VWレーストゥアレグ2)