気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2005年11月15日付
●紀宮さまと黒田さん、きょう結婚式(読売・1面)
●解説・道路特定財源の一般財源化 公平の視点不可欠、地方に厚い配分を(読売・15面)
●エクソンモービル資本金500億円→1億円節税効果1億円超?(朝日・1面)
●乗用車「高齢化」6.77歳、平均車歴13年連続伸びる(朝日・13面)
●需要掘り起こしへ新車続々、トヨタRAV4 5年ぶりに一新、日産はウイングロード(朝日・13面)
●三菱自動車の主要株主が異動(朝日・13面)
●F1、07年は富士で開催(朝日・38面)
●ふそうトラックエンジンが出火 東名・リコール対象(毎日・30面)
●春闘「ベア復活」? 景気回復「5年ぶり」に期待感(東京・3面)
●中国の自動車市場、日本勢の増強加速(東京・9面)
●富士重工退職者受け入れ前向き、トヨタ社長(東京・9面)
●訃報・マキノ正美氏元日本自動車連盟会長93歳(東京・31面)
●日産、ロシア生産検討、志賀COO「2007年度までに道筋」価格競争力高める(日経・11面)
●高耐熱性樹脂 ハイブリッド車向け増産、東レ、クレハ(日経・13面)
ひとくちコメント
F1レースが、07年にトヨタ自動車傘下の富士スピードウェイ(静岡県)で開催される見通しになったという。きょうの朝日がトヨタ側の“願望”を踏まえて報じている。
記事によると、「トヨタ、富士スピードウェイの関係者とF1を運営する国際自動車連盟(FIA)が準備を進めている」とし、「鈴鹿サーキット(三重県)でのF1日本グランプリ(GP)の開催契約は06年に切れる」ことから「F1は、1国1開催の原則だが、1年に富士、鈴鹿の2カ所での開催や、数年ごとに交代で開催する案も浮上している」というもの。
しかも、記事の最後には 「トヨタのライバルでもあるホンダの子会社が運営する鈴鹿サーキットは、実績とノウハウを強調して、現在の契約が切れる06年以降も引き続き開催を目指している」とも。その程度のことなら、モータースポーツファンであれば周知の事実。朝日にしてはインパクトに欠けた記事である。