日本ボルボ(商用車)は12日、『FH16』の電気装置に不具合があるとして、リコールを届け出た。対象は95年4月から01年12月までに生産した112台。
これらのクルマでは、キャブとフレーム間を接続しているアースケーブルが正しく固定されていないため、車体の振動などでケーブルが断線し、アース不良を起こすものがある。
使用を続けると、電流がステアリング・コラムシャフトを通じてバッテリーへ流れてシャフト内部のベアリング部が過熱され樹脂製ベアリングシートが溶損し、最悪の場合、ベアリングが破損して、ハンドル操作ができなくなるおそれがある。