朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。2005年9月15日付●元売り4社、米にガソリン輸出、ハリケーンで供給懸念、計2万5000キロリットル(読売・8面)●エコノ手帳、1994年9月15日の出来事、豊田英二・トヨタ自動車元社長、殿堂入り(読売・9面)●欧州車もハイブリッド、BMW・ポルシェともに他社と共同開発(朝日・12面)●BMWパンケ社長に聞く、「期間短縮・コスト削減狙う」(朝日・12面)●三菱ふそう、コマツ リコールやり直し(朝日・37面)●ハイブリッド車、トヨタ包囲網、日米欧市場中心本格展開(産経・10面)●ドライバー48.2%「ガソリン節約」石油連盟アンケート(産経・11面)●ディーゼル車で欧州市場攻勢 日本各社「CO2削減」PR(東京・8面)●ライブドアの羽田氏、ジャックス社長内定(東京・9面)●独モーターショー 中国メーカー注目のマト(日経・9面)ひとくちコメント欧州最大の自動車見本市である「フランクフルト国際自動車ショー」(IAA、通称フランクフルトモーターショー)が開幕。きょうの各紙にはモーターショー関連の記事が目立つ。なかでも、ガソリンエンジンと電気モーターを併用して走行する、低燃費のハイブリッド車などが話題を呼んでいるという。「欧州の高級自動車メーカーが開発に力を入れはじめた」(朝日)と報じれば、「この分野で先行するトヨタ自動車のへの包囲網が強まってきた」(産経)としており、一方で「日本のメーカー各社が、二酸化炭素削減に効果があるディーゼルエンジン車を投入して欧州市場を攻略する姿勢を鮮明にしている」(東京)と伝えている。また、日経は「複数の中国自動車メーカーが出展し、注目のマトになっている」と取り上げている。10月22日からは千葉市の幕張でも「東京モーターショー」が一般公開されるが、原油高騰などの影響でこの会場でもやはり「低燃費」がキーワードになるだろう。