【D視点】新型マツダ ロードスター…下駄と米、スニーカーと麦

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★好きこそ物の上手なれ

ニューヨーク近代美術館(MOMA)最上階に展示してある『シチタリア202』を羨望のまなざしで見た記憶がる。自分の作品がMOMAに収蔵されることはデザイナーの憧れなのだ。

ロードスターのリアコンビランプがMOMAの収蔵品だということを知る人は少ない。たかがリアコンビランプだというかもしれないが、それでもロードスターの優れたデザイン性の一端を証明しているのは確かなのだ。

ロードスターは『ギネスブック』に載るくらいの爆発的なヒットとなったが、初代の開発当初は社内の期待を集めることもなった。したがってデザイナーも自身が好きなデザインを自由にでき、そのような環境からから生まれたのが初代ロードスター、そんな気がする。

2代目ロードスター以降マツダのブランドイメージは分散してコーポレートアイデンティティが弱くなってしまった。その後『アテンザ』、『デミオ』、『アクセラ』そしてRX-8と、次々にアグレッシブなスポーツイメージを展開し、マツダのイメージにも復調の兆しが見えてきた。

しかし、『ベリーサ』やデミオのマイナーチェンジでは、ナチュラルテイストへと急な方向転換をした。新型ロードスターもこの方向のデザインテイストであり、マツダが少し元気になってデザイナーの本音が出始めたか?

好きこそ物の上手なれ、デザイナーが本音で好きなことをやれば、ユーザーのハートを射止ること請け合い。が、スポーツイメージの先発組によってコーポレートアイデンティティが確立し始めたさなかであり、新たなデザインテイストとの整合性が気になるところではある。

★古い皮袋に新しい酒を注ぐ
★好きこそ物の上手なれ
★下駄からスニーカーへ

《松井孝晏》

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