新型『ロードスター』(25日発表・発売)には標準仕様とVSに6ATが設定されている。先代までのATは4ATだったが、新型では一気に6AT「アクティブマチック」に進化している。
新しくなった6ATについてパワートレーン開発推進部の藤冨哲男さんは「この6ATはアイシン製で、トヨタ『マークX』に搭載されているタイプと同じものです。ですが、ロードスター専用にシフトクオリティの改良や、変速レスポンスの向上といったチューニングが施されています」
「また、マニュアルモードを利用した際には、さらに鋭い変速を見せてくれますので、マークXとは、だいぶ違う感覚に仕上がっていると思います」と語る。
上級グレードのVSには、シフトレバーのほかにもステアリングスイッチが用意されており、ステアリングから手を離さなくてもマニュアルモードの変速ができるようになっている。これを使えば、今までのATよりも大幅にスポーティな走りが楽しめるだろう。新型ロードスターは、AT車も見逃せない存在になっている。