スズキの津田紘社長は26日、東京で開いた『エブリイワゴン』発表会の席上、軽自動車販売の首位争いについて「(ダイハツ工業に)勝ったり、負けたりだが、私は余り気にしていない」とコメントした。
軽自動車販売は、常勝のスズキをダイハツが激しく追い上げており、今年7月までは月次でダイハツが3度トップに立っている。津田社長は、両社の実績は「新車投入時期などによって変動するもの」と述べ、ダイハツの躍進はモデル更新の集中によるとの見方を示した。
そのうえで、スズキとしては「自社のカーラインを基に、わが道を行くということでやっている」と語った。もっとも、年間ベースでは「ずっと勝ち続けている」とも述べ、同日発売した新型『エブリイ』シリーズで反攻に転じるとの本音もにじませた。