富士重工業は18日、環境対応の一環としてディーゼルエンジンの開発を進めていることを明らかにした。同社スバルの得意とする水平対向エンジンをベースにターボを組み合わせたエンジンとする。
排気量は、スバルの主力車種に展開できる2リットル級で進めている。ディーゼルエンジンは通常、振動や騒音の対策が必要となるが、試作機では「水平対向の利点が想定以上に振動や騒音の抑制に効いている」(技術担当の土屋孝夫専務)という。
商品化の時期は未定。土屋専務は「クリーンディーゼルは欧州市場だけでなく、今後、北米や日本でも注目される」と述べ、パワートレインとして欠かせないとの認識を示した。