ポルシェを強奪、運転方法が悪いと因縁

自動車 社会 社会

10日未明、大阪府大阪市福島区内の市道で、27歳の男性が所有する高級乗用車(ポルシェ)が、追突事故を装って接近してきた男とその仲間の男に奪われる事件が起きた。車内には会社の売上金約100万円の入ったバッグも置いてあり、警察では窃盗事件として捜査を開始している。

大阪府警・福島署によると、事件が起きたのは10日の午前3時10分ごろ。27歳の男性が自己所有する高級乗用車で大阪市福島区福島7丁目付近の市道を走行していたところ、後方から接近してきたクルマが追突してきた。双方のクルマはその場に停止したが、後続車を運転していた男は男性に対して「なんちゅう運転しとるんや、ちょっとこっち来い」などと怒鳴り声を上げた。

男性がクルマを降りて後続車に歩み寄ったところ、近くから突然現れた男がクルマに乗り込んでそのまま発進。追突してきた後続車もこれとタイミングを合わせて急発進し、その場から逃走した。警察では窃盗事件として捜査を開始している。

同様の事件は昨年から大阪市内で相次いでいるが、ここ最近は目立った被害が少なかった。ところが今月に入ってから事故を装ってクルマが奪われる被害がまた確認されており、警察では注意を呼びかけるとともに、同一犯もしくは同一グループによる犯行の可能性もあるとして捜査を続けている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集